第27回 紀州口熊野マラソン
~年に一度のフルマラソン~
2月2日、第27回紀州口熊野マラソンに出場してきました。
毎年恒例の口熊野マラソンです。フルマラソンはこの口熊野しか出ていないので、年に一回の走力判定みたいな感じになっていますね。果たして今の自分はどこまで走れるのだろうか? その点がフルマラソンには如実に表れると思います。
さて、当日は午前5時半に近所のコンビニでオーシャン殿と合流し、口熊野の会場までドライブを楽しみます。道中はいろんな話をしましたが、メインはやはりランニングのこと。お互い五十代が近付いて来て、以前よりランニングに対する向き合い方が変わりつつあり、その点に関して語っていたような。まぁ、その点に関してはまた機会があったらお話しします。あまり興味無いと思いますが……。
そんな具合に語らい合っていると、あっという間に大会駐車場の熊野高校に到着。
ゼッケンやら記録チップは事前に送られているので、慌てることなく駐車場でのんびり過ごすことが出来ました。受付があるとしたら、参加賞をもらいに行くことぐらい。という訳で駐車場で少し時間を潰した後は参加賞をもらいに大会会場へ。
今年の参加賞はバスタオル。例年通りなら、バスタオルはゴールした後にもらえる完走賞ですが、今年は参加賞となりました。ということは完走賞は何でしょうねぇ? 完走証をもらえるよう、これは是非ともゴールしなければ(笑)
さてさて、参加賞のバスタオルを受け取り、会場のブースを見て回ります。ドライフルーツを売っているブースがあったので、そこでお土産がてらにドライフルーツのセットを購入。毎年ここでしか買えないドライフルーツなので、年に一回の楽しみでもあります。
さて、これにて会場巡りは終了。また駐車場へ戻りますかね。
戻っている最中、オーシャン殿と「誰か知り合いが参加していないか」という話になり、もしかしてパティオさんが参加しているんじゃないかと話していると、なんと前方からパティオさん夫妻が歩いてきたではあ~りませんか!
さて、駐車場に戻りまして出走準備。服を脱いだら後は走るだけという格好になり、いざ会場の更衣室へ。そこで着替えて荷物を置き、いざスタート地点へ向かいましょう。
さて、スタート位置は目標タイム別に並びますが、とりあえず3~4時間以内のブロックに並びます。さすがにサブ3は無理ですが、サブ4はいけるだろう……なんてスタート前は思っていたのですが、結果はどえらいことになります(苦笑) まぁ、タイムは後ほど。
いよいよスタート直前。気候は少し曇り空ですが、風も無くてそこまで寒くもなく、走るには絶好の気候だったと思います。
「とりあえずオーシャン殿について行けるところまで走りますわ」
そう宣言したものの、速攻で失速することを前もって記しておきます(笑)
さぁ、カウントダウンが始まり、口熊野マラソン・フルの部が開幕です!
ここからは5kmごとに様子を記していきます。
スタート~5km
5:06, 4:54, 4:52, 5:04, 5:08
号砲とともにGPSウォッチを作動させてスタート。宣言通りオーシャン殿と並走するものの、このペースでフルはもたないと感じてペースを落とします。するとみるみるオーシャン殿の背中が小さくなっていきます。う~む、流石の走りです。しかも毎度の如くサンダルですよ。凄いお人だ。
5~10km
5:09, 5:19, 5:17, 5:11, 5:13
5km程で駐車場の熊野高校前を通過し、ロマン街道の緩やかな上り坂を走っていると、パティオさんに抜かれていきます。挨拶を交わし、これまた軽快に走られるパティオさんの背中を見送って行きます。う~む、キロ5分弱ということでサブ4ペースで走っていますが、あまり調子が良くない感じ。実は大会2日前から左の背面部分を痛めていまして、走ると響くんですよねぇ。おまけに左のアキレス腱が痛い。左側だけ呪われてるのか?
とは言え、パティオさんに追いつかれてから背中の痛みを感じなくなり、ここからは落ち着いたペースで10kmまで走れていたと思います。
※第一給水所・7.8km……水分のみ摂取。
10~15km
5:10, 5:22, 5:15, 5:27, 5:31
この5kmはまだ大丈夫でした。でも疲れが蓄積していっている感じがして、少しペースを落とそうと思い、13kmを越えてからキロ5分半を目途に走って行きます。
※第2給水所・11.2km……何も取らず。
※第3給水所・12.6km……水分のみ摂取。
※第4給水所・14.5km……水分のみ摂取。
15~20km
5:35, 5:42, 5:42, 5:56, 5:43
もう疲れていますね(苦笑) なんとかキロ6分を切って走っていますが、徐々にペースが落ちて行っていました。加えてスタートしてからずっとランナーに抜かればかり。サブ4ペースで走っているのに、何で抜かれてばっかりですかねぇ? みんな、ペース大丈夫なのか?
※第5給水所・18km……水分を摂取。エイド手前でジェルを投入。
20~25km
5:33, 5:41, 5:47, 5:59, 6:07
20kmを越えて折り返し点があり、そこを通過して走っていると、去年サブ4を一緒に達成した「あーちゃん」と擦れ違いました! やっぱり今年も出ていましたか~!
距離にして1.5km程の差でしょうかね。
「追いついて来て下さい!」と声を掛けます。おそらく追いつかれる筈。いやぁ、もう疲れ切っているのでキロ6分を越えるのが目に見えています。あーちゃんは今年もサブ4を目指しているので、必ず追いつかれるでしょう。案の定、25kmは6分台……。
ちなみにここまで川沿いのコースを走っていましたが、23kmくらいから町中に突入。そこで25km地点の折り返しを終えて戻って来たオーシャン殿と擦れ違う。
「めっちゃしんどい」とオーシャン殿は言っていましたが、確かに疲れている感じでした。でもここから粘るのがオーシャン流。自分も頑張らねば!
※第6給水所・21.6km……ここは何も摂取せず通過。
25~30km
6:03, 6:22, 7:13, 7:45, 8:59
オーシャン殿の姿を見て、頑張らないとと奮い立ったと思いきや、25kmの折り返しポイントから失速祭りです。駄目だ、全然脚が動かない。というより左の首筋が痛くなってきた。ほんまに左側だけ呪われてるな……。
※第7給水所・26.2km……ここでアンパンを食べる。そしてあーちゃんに追いつかれ、去年同様「また引っ張ってよ~」と言われるものの、今年はもうあきまへん……。あーちゃんを見送り、こちらはペースダウンしながら何とか進みます。
30~35km
9:03, 9:05, 8:24, 8:50, 9:24
また川沿いのコースに出て、富田川を眺めながら走るのですが、ペースはがた落ち。駄目だこりゃです。サブ4はもう確実に無理です。歩いたり走ったりを繰り返して進みます。走ったりと言っても普段のジョグより遅いペース。脚が棒のようになっていました。
※第8給水所・30.5km……コーラを飲みましたが少し「うっ!」と吐きそうになる。刺激物は受け付けんか~。ちなみにここでトイレ休憩。
※第9給水所・33.8km……スポドリを摂取。吐き気は無し。ここのエイドは野球少年達が元気いっぱいにエールをくれるのが嬉しかったですね。
35~40km
7:38, 5:40, 7:04, 7:42, 7:56
若干回復しています。実はこの35km付近で後ろから追いついて来たランナーが音楽を流しながら走っていたんですが、正直これはやめて欲しい。自分のテンションが上がる曲を流しているんでしょうが、疲れている身からしたらその曲は騒音にしか聞こえへんねん!
という訳でここで少しキレまして(笑)、このランナーから離れようとしてスピードアップしたのでした。とは言えキロ5分台で走れたのは1kmのみ。でもキロ7分台で走れたので、あのランナーには感謝せんと駄目ですね(^_^;)
※第10給水所・37.9km……ここのエイドでは鮎の塩焼きが出ていましたが、さすがに食べられませんでした。そしてこのエイドの近くで近藤雅彦の「ハイティーン・ブギ」を流しながら応援してくれている方がいました。これは少しテンション上がりましたね。心の中で「どうも~、マッチで~~~~~す!」と叫んでいました(笑)
ちなみに沿道応援の音楽は素直に受け取れました。あの音楽垂れ流しランナーと何が違うねんという話ですが、沿道応援の音楽はその場限りだからでしょうね。ランナーとはペースが一緒だとしばらく並走するので、その間ずっと聞きたくもない曲を聞くことになるでしょ? それがもう三半規管を狂わすのか、気持ち悪くなるんですよね……。わがまま言ってスイマセン。
40~ゴールまで
8:50, 8:53, 5:28
さぁ、もう終わりが見えてきましたよ。ペースはキロ8分台になりましたが、歩きは入れずに走れています。そして残り2kmで土手のコースを走ることになるのですが、もうここからはビクトリーロード。ようやく長い旅路が終わろうとしています。
※第11給水所・40.3km……何も摂取せず。スタッフさん達に挨拶だけ。
※第12給水所・41.8km……スタッフさんに挨拶のみ。
事件はこの最後のエイドで起こりました。何とエイド手前でラン友のまゆちゃんが応援してくれているではあ~りませんか!
まゆちゃん、本当にありがとうございました。
そしてゴール手前、パティオ夫妻のお姿が!
ありがとうございます。もうここでは泣きません。笑顔で手を振り、そのままゴールを目指してラストスパート! まぁ、全然スパートできへんかったけどな。
タイムは4時間36分17秒でした。
久しぶりの4時間台。まぁ、しゃあない。2週間前の九度山ハーフで100分を切れなかった時点でサブ4は難しかったのかもしれません。
さて、ゴールしたら奥熊野の出合橋エイドでいつもお世話になっているOH-YAさんと再会しました!
今年もハーフを走られたようで、御苦労さまでした。今年の奥熊野はエイドスタッフではなく、60kmを走られるそうで。お互い頑張りましょうね~!
そしてパティオ夫妻にも声を掛けてもらい、ゴール後は楽しかったなぁ。レース中は苦しんだ分、ゴール後の触れ合いが物凄く有り難かったです。
「あまりにもしんどくて、途中でやめそうになりました」
そう述べた自分に対し、パティオさんの次の言葉が心に刺さりましたね。
「やめたらあかん。ゴールできたらええねん」
タイムは人それぞれ。完走が出来たら、それは「やり遂げた」ということに代わりありません! という訳で、タイムは落としたけれども満足行くレースだったと思います。
さて、レースを終えたら後は帰るだけ。
オーシャン殿の車に乗せてもらい、さぁ、帰路につきましょう。
ただ真っ直ぐは帰らず、寄り道をしながら帰るのが我々の流儀。マラソンついでに旅気分を味わうのが良いんですよ。という訳で道の駅くちくまのへ。
かなり遅い昼食となりましたが、さんま寿しを購入して車中で食べる。
これがめちゃくちゃ美味かった~! そりゃそうですよ、レースが始まってから胃の中に入れたのはアンパンとクリームパンの2個だけですからね。ゴール後の名物・茶粥は少し気分が悪くて食べられなかったし……。という訳で腹が減りまくり! 空腹の分もあって、このさんま寿しは本当に美味しかったです。
そしてドライブしながら口熊野でのお互いのレース模様を語らいながら、和歌山市内へ突入。時刻は午後5時過ぎ。少し早いですが夕食としましょう。
夕食は元車庫前丸宮の中華そば! フルを完走したご褒美として、餃子&ノンアルコールビールも注文。いやぁ、これも本当に美味かったなぁ。
そして楽しかった旅を終えて帰宅。
オーシャン殿、お付き合い頂き、ありがとうございました!
最後に参加賞のタオル(上)と完走賞の特産品(下)の写真を載せておきます。
なるほど、完走賞は果汁100%の温州みかんジュースとプラムハニップ、ドライフルーツでしたかぁ! 和歌山でしか味わえない物が嬉しいですね。完走して良かった~!
という訳で紀州口熊野マラソンの備忘録でしたが、いかがだったでしょうか。
自分のラップタイムがメインのレポになり、あまり面白みが無かったと思いますが、大会コースの様子に関してはYoutubeで検索するとたくさん口熊野マラソンの動画が出てきますので、そちらをご覧ください(笑)
以上、口熊野マラソンの大会レポでした。また次回!!
紀州口熊野マラソンお疲れ様です!ハーフにしてもフルにしても大会に向けて練習ができていないと辛いですよね。1/3の距離で苦しいですし半分も進めば限界になっちゃいます。それにしてもよく最後まで走り続けましたね。レポを拝見していてもDNFするんじゃないかと思ってしまいました笑
返信削除この状況で最後まで進み続けてゴールされたのは本当に素晴らしいですよ。僕なら間違いなくDNFです。ナイスラン!ナイスガッツ!ナイスゴールですね♪
話しは変わって、さんま寿司が魅力過ぎて!和歌山の方に行ったときには絶対に買って食べようと思いました笑
KATSIさん、ありがとうございます!
削除練習不足と言うより、走り方を忘れてしまった感じです。日々のランでも全然うまく走れないんですよねぇ。全身の関節が腐ってるような感じでして(笑)
実はハーフ越えた辺りからリタイヤも考えましたが、やはり完走賞が欲しいので頑張りました(笑)
ちなみにさんま寿司はめっちゃ美味かったです。空腹だったのもありますが、鯖寿司とはまた違った味わいでした!ぜひ和歌山に訪れた際は食べてみて下さい!
あっ、来年口熊野に出ましょう〜。そしたら食べられますよ〜(笑)