第28回 村岡ダブルフル88km部門その①
~村岡ダブルフル88kmの振り返り~
2025年9月28日(日)、兵庫県加美町村岡区で開催された「村岡ダブルフルウルトラランニング」の88km部門に参加してきました。
結果は前のブログで報告したように半分の44kmでリタイヤ。
安定の吐き気による途中棄権ですが、今回はゲゲゲを放出することはなく、本当に吐き気に襲われただけでの棄権です。かなり余力を残しての棄権です。それで良いのかという話ですが、その判断に至るまでの経緯をこの備忘録を記しながら確認していきましょう。
という訳で振り返りの始まりです。
今回はまゆちゃん&トシさんのご厚意により、車に乗せてもらって現地入り。更に関東のラン友さん・Nさんも同行という訳で4人での参加となりました。ここ3年、一緒に参加していたいっちーさんはスペインのサンティアイゴ巡礼の旅に出ていたので今回は不参加です。ちなみにトシさん、私は88km部門、Nさんは100km部門に参加。まゆちゃんはスタッフとしての参加となります。
車内では毎度のようにランニングトークで盛り上がっておりました。
ちなみNさんとは初対面。Nさんは今年、野辺山で100kmを完走し、その際に他のラン友さんから「村岡も走りましょう」と唆されて参加したとのこと。村岡を完走して東西両横綱を制覇しようという試みです。う~む、強いランナーさんだ……。
色々とお喋りしながら車は進んで気づけば村岡。そして前夜祭会場に到着。
前夜祭の様子に関しては写真でご覧くださいませ。
前夜祭で一番盛り上がるのは豪華景品が当たるクイズ大会。
今年も早々に敗退しましたよ(笑)
といった感じで前夜祭も終了。後は宿へ向かうだけ。
今年の宿泊先は去年宿泊した神鍋高原の民宿ではなく、小代方面のお宿・陽気荘さん。なんと「残酷マラソン」の大会実行委員長さんが営んでいる宿です。委員長さんがまゆちゃんと繋がっているので、その伝手で今年は陽気荘さんに泊まらせてもらえることになった訳です。しかもかなりの安値で。ありがたや~~。
さて、ひとまず宿泊部屋に荷物を預け、少しまったり過ごしてから夕食です。
なんと夕食は但馬牛の中でも最高級品種の但馬玄(たじまぐろ)のすき焼き!!!
いや、本当に豪華過ぎるでしょ。テレビで紹介されているのを見て「一生食べる機会に恵まれないだろう」と思っていた但馬玄ですよ! まさか実際に食べられるとは。いやぁ~、人生何が起こるかわかりませんなぁ。
そしてそのお味ですが、確かに超高級品種だけあって美味しかったです。
いやぁ、美味い美味い。語彙力が無いのでそれしか言えない(笑)
ただ但馬玄も美味しかったんですが、それ以上にお米に感動。
いや、まじで美味い。新米ではないとのことでしたが、それでも絶品。このお米と総菜があれば他には何も要らない程の感動でした。とは言え初めて食べる味じゃないんですよね。よく母の実家・和佐父(わさぶ)に訪れた時に食べさせてもらった味そのもの。懐かしい味でしたねぇ~。久しく食べていない味だったので、感動もひとしおだったのかも知れません。
さて、夕食はそんな感じで豪華なものでしたが、一緒に食事した面々も豪華でした。
宿には我々以外にもランナーやスタッフさん達が宿泊されていて、全員が食堂に集まった訳ですが、凄いランナーさん達ばかりでしたよ。過去に村岡を連覇した強豪ランナーさんが数名、ばりばり現役の七十代、八十代のランナーさん達、超ウルトラの対かいばかりに参加しているランナーさん等々、まぁ、それは本当に私なんぞケツの青い若造としか言いようのないほどのスーパーランナーさん達でした。
そんな方々が集まっているのでランニングトークに華が咲きまくり、単なる夕食が大宴会となりまして……宴が終わったのが午後9時前!!!
うげ……、睡眠時間が……。
部屋に戻ったものの、歯を磨いたり、明日の準備を整えたりで時間が掛かり、結局午後10時過ぎの就寝となりました。当初の予定では午後8時だったんですけどね(苦笑)
起床は午前2時50分。まぁ、4時間くらい眠れたら良いかと思っていたんですが、結局2時間も眠れませんでしたっけね。布団をかぶって意外と早くに夢の世界に旅立ったんですが、深夜0時過ぎに目が覚めてしまい、そこからは他の方のイビキで眠れず。仕方がないのでYoutubeで「自律神経を整える音楽」なんてものをイヤホンで聞きながら目を瞑っていたんですが、いきなり広告が入って「今ならファミチキがお得!!」だとか大声で云われたもんだから余計に目がさえる始末。こ、殺す!! 本当にファミチキに殺意を覚えました(笑) こんなことならYoutubeプレミアムに入っておくべきでしたね……。
そんな夜を過ごして起床時間を迎えます。いやぁ、出発するまで本当に気分が落ち込んだ状態でしたね。全然頭がすっきりしない。朝食に買ったバナナを口に入れるだけで精いっぱいといった感じでしたね(苦笑)
とは言え時間が過ぎれば意識もはっきりしていき、いよいよ出発の時刻。
トシさんが運転する車に乗り、Nさんも加えた三人で駐車場の村岡高校へ向かいます。
スタートは午前5時で会場入りは午前4時過ぎでした。
トシさん、Nさんと一緒に男子更衣室へ向かい、そこで色々と準備をしていると一人のランナーさんが声を掛けてきたではあ~りませんか。なにぃ、ひできち(別名みるみる)さんやないですか~~!!! いやぁ~、ランナー同士の引きあう変な力が早速働いていますねぇ~。
そうこうしている内にスタート時刻まで残り15分ほど。早いところスタート地点へ向かいましょう。
スタート地点へ向かうと、今年もこのお二人が応援に駆け付けてくれていました!
KATSUさんとシュピさん!!!
いやぁ~、毎年ありがとうございます。もうこのお二人に会えただけで満足です。私の村岡はこの瞬間に終わりました(嘘)
いや、本当にスタート前の儀式みたいになっています。エールをもらいまして、いざスタート位置へ。トイレに行っていたおかげでトシさん達には会えず。結局人の波に流されて結構後ろの方で待機することとなりました。
気づけばスタート1分前。しかし緊張感はほとんど無し。
単にこれから村岡の名所を巡るお散歩に行く感じの気持ちです。
リラックス出来ていると言えば出来ている。この時点では「DNFなんてありえない」と思っていました。完走して当然、そう自信に満ち溢れていたんですがねぇ……。
勝負は始まってみないと分からないものですね。
カウントダウンが始まり、そしてスタート。
前方のランナー達が一斉に走り出したのが後方からでも分かります。
そして後方の我々はスタートラインまでのろのろと歩を進めていきます。のんびりしたものです。しかしそれでいい。こののんびりとした空気感こそが今の自分の走りにはぴったりな筈。そう自分に言い聞かせながらスタートラインを踏みしめ、そこから2025年の村岡ダブルフルが始まったのでした。
という訳で次回からレース内容に関して記していきます。
今回はここまで。また次回!!
ゲゲゲはやっぱり睡眠不足もひとつの要因かもしれないですねぇ。(・ω・)
返信削除大会前だとやっぱりなかなか寝れないっすよねぇ。
村岡は前日に前夜祭があるんですね!?( ゚Д゚)
おいら、こーゆー祭りに参加したことない!!