第28回 村岡ダブルフル88km部門その②
~水分補給のトラウマ~
村岡小学校前に設置された大会アーチを潜り、ゆっくりしたペースで進んで行きます。
まずは村岡商店街を走り抜けていく訳ですが、ここは毎年感動しますね。軒先に提灯が吊るされて、その灯りが本当に幻想的なんですよねぇ。まさに非日常の世界。そして長民の皆さんが朝早くから玄関先に出て声援を送って下さっているのがありがたい。
「ありがとう~」と答えながら商店街を駆けていきます。
そして再び村岡小学校前へ戻り、ここでKATSUさんに挨拶。
まだ始まったばかりなので元気に声を掛けさせて頂きました。次に会えるのは蘇武岳登り口辺りですね。その時も元気な姿でいられれば良いのですが(笑)
さて、村岡商店街を後にし、しばらくはひたすら上り坂を駆け上がって行きます。
上り坂と言っても緩やかでそこまで大変ではない。だからと言って、ここで調子に乗ると後半失速する事は間違いない。という訳で呼吸の乱れないペースを維持して進んで行きます。
やがて太陽が昇り、辺りもうっすらと明るくなって来ました。
見晴らしの良い場所で撮影。当たり前ですが、まだ景色を楽しむ余裕があります。
しばらく進んで行くと第一エイドに到着。
意外とスタートから遠いように感じましたね。ここでは水を頂いただけ。早々にエイドを出発し、まだまだ続く上り坂を走って進んで行きます。その間にも素晴らしい夜明けの眺望を撮影。
そして第二エイドに到着。ここではプリンが提供されていましたが、それには手を出さず。ここでも水分だけを摂取して先へ向かいます。
まだまだ上り坂は続いていますが、序盤だけあって足取りは軽かったと思います。ただ無理はせずにキロ6分半くらいのペースで進んでいました。
やがて植物園にやって来ました。ここを待っていました!!
ここには自販機があるんですよね~。実は4月の奥熊野にて、序盤から水分を受け付けなかったという苦い思い出があるのですが、それがトラウマになっているのか、エイドで水分を摂取するのが怖くなっているんですよねぇ。今回、第一、第二エイドで水分を取りましたが、ちゃんと飲むことが出来たんですが、やっぱり気持ち悪さを感じたんですよねぇ。村岡の水なんて名水ですから不味いことはないんですよ。かなり美味い。でも飲んだら気持ち悪い。そこで頼りにしていたのが自販機!! 奥熊野でもエイドの水分を受け付けなくなった際、自販機のカフェオレは飲み事が出来ました。なので今回の村岡も自販機を頼って、小銭を1500円分持って走ったのでした。
そんな訳でして植物園の自販機でミルクティーを購入。一口飲みましたが、めちゃくちゃ美味い。そして気持ち悪くならない。これならいける! そう確信し、余裕をぶっこいてエイドのピザもありがたく頂きました。やはり村岡を走るならピザは食べないと(笑)
そんな感じで順調に進んで行きます。
ハチ北→高坂へと進み、高坂のエイドでは植物園で購入したミルクティーのボトルに麦茶を足してもらいました。これは問題無く飲めました。エイドの水分でもペットボトルに入れれば大丈夫なのかもしれない(笑)
さてさて、高坂では沿道で応援してくれているべっぴんさん達を激写。毎年こんなことをしていますね(笑)
しばらく進んで次のエイド、黒田石碑へ。ここでは巨峰を頂きました。フルーツは問題無く食べることができました。
そしてここからは激下り区間。とは言えスピードは抑えて下って行きますが、周りは結構ガンガン攻めた走りをしていましたね。大丈夫かいな、と思いましたが、彼らに追いつくことはありませんでした(笑) やはり下りを攻める人は強いランナーですよ。
さて、この区間を走っている時に一人のランナーさんに声をかけられる。
なんと2022年、23年の奥熊野いだ天で一部区間を並走させてもらったランナーさんでした。2024年も走られていたようですが会えなかったんですよね~。なぜなら私は早々にリタイヤしたから……。奥熊野では会えませんでしたが、この村岡で再会できて良かったです。
しばらく並走させてもらいましたが、途中のトイレでお別れ。いやぁ、この区間は楽しく走れました。
トイレを終えて少し進むと次のエイド、市原に到着。
ここではあんぱんやクリームパンが提供されていました。やはりここは朝ドラ「あんぱん」にちなんであんぱんを頂きましょう。うん、普通に食べれる。ペットボトルの麦茶も飲み終えていたので、水を頂きましたが、これも普通に飲めました。おっ、これならもう大丈夫でしょ~。
自信を取り戻して進んで行きます。次のエイドへ向かって進んで行きますが、ここで自販機を発見。エイドの水分で大丈夫やな、と思って持っていたペットボトルを捨てます。そして進んで次のエイド、光陽に到着。ここではプチトマトが提供されていました。
「今、プチトマト、高いんですよねぇ~」
そんなスーパーで交わされるような会話をスタッフの人達とし、プチトマトを頂きます。これが抜群に美味い!!! 甘味が口に広がりましたねぇ~。
プチトマトの感動的な美味さの余韻に浸りながら進んで行き、折り返し地点を経て、スライド区間に突入。誰か知り合いと会えるかなぁ~と思いながら走りますが誰とも会えず。やがてまた自販機を発見。この先は村岡の難所・蘇武岳が待ち受けています。山岳コースとなっているので、コース上に自販機はありません。ここで多めに水分補給をしておこうと思い、ミルクティーを購入。その場で一本飲み干します。そして二本目を購入し、これを持って走ることにします。そんな作戦を練って自販機で買い物をしていると、後ろから「パルさん」と呼ぶ声が。なんとトシさんではあ~りませんか! トシさんの方が先行していると思っていたので驚きました。お互いに元気そうなことを確認し、エールを交換。トシさんはかなり順調そうで、足取り軽く先に進んで行きました。こちらも懸念していたゲゲゲの兆候は既になく、この調子なら問題無く蘇武岳を越えられそうです。とは言えこの時点で30㎞近く走っており、脚は若干重め。ペースも少し落ちていました。ただそれも想定内。まだまだ時間には余裕があるので、ペースダウンしても走り続ければ良いだけです。
という訳でまだこの時点は心にも余裕あり。しかも再び市原に戻って来た際に、なんと「ひろしげ」さんに会うことが出来たんですよ!! いやぁ~、本当に滅茶苦茶久しぶりでした。コロナ禍前に開催された丹後ウルトラ以来でしょうかね? 今回のウルトラで一番感動した再会だったかも(笑) ちなみにひろしげさんは「ひろしげスポーツ」というYoutubeチャンネルを運営しております。今回の村岡も既にアップ済み。私、パル彦も登場していますよ~。皆さん、是非とも視ましょう~! そしてチャンネル登録、いいねをお願いします(これを言ってみたかった・笑)
ひろしげさんとエールを交わし、俄然やる気の出てきた私。一瞬だけスピードアップしたと思います(笑) さてさて、ここからいよいよ蘇武岳です。
結果から言うと、この蘇武岳にてリタイヤすることになるのですが、その模様に関しては次回の更新でお伝えしようと思います。今回はここまで。
それではまた次回!!
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