第29回 村岡ダブルフル(51km部門) その②

「その①」からの続きです。前回は蘇武岳エイドまでを振り返りました。
 果たして後編はどうなるか?

 さて、蘇武岳エイドでの休憩を終え、次なるエイドを目指して歩いて行きます。
 やはり吐き気がある場合は無理せず、ゆっくりと進んで行きましょう。


 最高標高地点に到着。毎年ここで撮影している気がする(笑)
 ここら辺から気持ち悪さも軽減したので、またゆっくりではありますが走り出します。
 最高標高地点を過ぎたので下りばかりと思いきや、上りもあったりで、なかなか楽にさせてくれないコースです。基本的に上りは歩いて、下りと平地は走って進みました。
 さてさて、ちょっと記憶があやふやなんですが、おそらくここら辺で後方からやって来たKATSUさんに追いつかれる。KATSUさんは100kmに出場し、サブ10を目標に疾走していましたよ。いやぁ~、めっちゃ元気やん!
 お互いエールを交わし気合いを入れます!
 KATSUさんは颯爽と駆け抜けていき、私はとぼとぼと歩いて進んで行きました(苦笑)

 そしてエイドに到着。去年はここでリタイヤしましたが、今年はまだ大丈夫。
 まぁ、走ってる距離が短いから当然と言えば当然ですが、それでも去年のリタイヤ地点を通過できるのは嬉しいものです。
 そしてこのエイドで念願の「水茶漬け」を食べることが出来ました!
 去年は食べられなかったですからね。今回初めて食べましたが、塩コンブの風味が効いていたし、さらさらと食べることが出来て美味しかったです。
 水茶漬けのおかげでエネルギー補充も完了。再び歩きと走りを交互に繰り返しながら進んで行きます。

 次のエイドに到着。ここでコーラを頂いたけど、少し吐きそうになる。
 ただ気持ち悪さは例年と比べれば軽い感じでした。

 相変わらずラン&ウォークで進んで行き、ヤッホーポイントである「秘境・古城集落」を見下ろせるポイントに到着。「ヤッホー!!」と叫んでいるランナーが数名いましたが、自分は大声出したら吐きそうだったので止めておきました(笑)

 そして但馬牛・焼肉エイドに到着!! 肉を焼く匂いが漂ってきて、普通なら食欲が湧く所ですが、吐きそうだったので食べられず。多くのランナーが「美味い美味い!」と言って食べているのを横目に麦茶だけを飲んで出発しました。
 但馬牛なんて滅多に食べられないのに本当に残念です……。
 エイドを出発したら下り坂が続くのですが、この下り坂があまり走れませんでした。
 走り出すと「うっ」と込み上げてくるものが……。仕方がないので歩いて進みます。

 さてさて、ついに和佐父峠エイドにやって来ましたよ! 31km地点なので、残すところ20kmです。もうハーフの距離もありません!!
 ここまで来たら「もろたようなもんですよ」と言いたいのですが、気持ち悪さは最高潮に達していました(苦笑)

 そんな所に現れたのはケンさん!! ご無沙汰しております!!
 やはりラン友さんと会うと元気をもらえますね。とは言え先のKATSUさん同様、私はとぼとぼと歩き、ケンさんは颯爽と走って行くのでした(苦笑)

 そして急な下り坂を進み続け、母の故郷・和佐父集落に到着!!
 めちゃくちゃ久しぶりに訪れることが出来ました!!
 子供の頃、夏休みや冬休みを利用し、よく訪れたものです。ここ数年はここを通らないコース設定になっていましたし、去年はルート上にあるものの、和佐父まで辿り着けずにリタイヤしちゃいましたからね……。
 いやぁ~、久しぶりの和佐父にちょっと泣きそうになりました。

 和佐父にある八幡神社。子供の頃はここら辺をよく散策したものです。
 ものすごく懐かしい。正直ここでリタイヤし、あちこち懐かしい場所を訪れたかったですね。いつか大会関係なく、単なる旅で来たいものです。

 このねじり道も懐かしい。昔は橋だったんですよ、ここ。地元の方々にはラーメン橋と呼ばれていましたねぇ。
 そんな思い出を噛み締めながら、和佐父とはサヨウナラ。
 郷愁に浸ったおかげか少し復活。この下りは少し走ることができました。

 そして関門・射添会館に到着!! ここでシュピさん、ひできちさんと再会です!!
 正直、和佐父集落を訪れたことで満足してしまい、ここでリタイヤしようかと真剣に考えていました(笑) しかし二人とも「まだまだ時間があるで~」と背中を押すので、リタイヤせずに進むことにしました。今振り返ると、二人がいなかったら本当にリタイヤしていたかもしれません。いやはや、シュピさん、ひできちさん、ここで応援してくれてありがとうございました!!

 さて、ここから先はほとんど写真は撮らず。ひたすらラン3割、歩き7割といった具合で進み続けていました。
 途中、ローソンがあったので、ちょっと入ろうかなと思いましたが、誘導のスタッフさんがいたので入らず(笑) いや、別にスタッフさんがいようがローソンに入ったら良かったんですけどね。
 ちなみになぜローソンに入ろうと思ったかですが、ミルクティーが飲みたかったんですよ。自分の場合、吐き気が来ている時にミルクティーを飲むと復活する時が何回かあったので。ただスタッフさんが「こちらです」と誘導している中、逆方向のローソンに入って行くのは何だか恥ずかしかったんです(笑)

 という訳でとぼとぼ進んで行きます。
 ここに来て強烈な眠気が襲いかかって来ました。気づいたら目を閉じて、斜めに進んでいたりしていました。危ない危ない。どうやら昨晩全然眠れなかった影響が出てきたようで、身体が睡眠を欲しているようでした。

 という訳で次の「たこ焼きエイド」で椅子に座らせてもらい、目を閉じて少しの間、夢の世界へと旅立っていました。時間的には10分程度だと思うけど、目覚めたら凄くスッキリしていました。吐き気もかなりマシになっていたので、たこ焼きを一個頂きました。
 たこ焼きは冷めていましたが、ものすごく美味しかったです。吐き気が来てからというもの、固形物をほとんど取ってませんでしたからねぇ~。空腹だったんでしょうねぇ~。
 ただその後、麦茶を飲んだのですが、ものすごく気持ち悪くなりました(苦笑)

 たこ焼きエイドを通過し、とぼとぼ歩いていたらKATSUさんと再会です!!
 いやぁ~、まさかの2回追い抜き(笑) お互いハウメニーいい顔ですなぁ~。
 KATSUさんは残念ながらサブ10は難しいとのことでしたが、元気に走って行かれました。その後ろ姿を見て、少し奮起して自分も走って進んでみました。するとスローペースですが、走れるではあ~りませんか!!
 という訳で小さくなっていくKATSUさんの背中を追い掛けながら走っていましたが、ほんのわずかな上り坂を目の前にし、歩きを入れてしまいました(苦笑)
 根性が足りんな……。

 そしてこの区間だったと思うんですが、もりサラさん達が車から声を掛けてくれたのを覚えています。車を運転されていたので「あ~、そりゃもうとっくの昔にゴールしてるわな。もう帰るんや~」と思ってました。

 やがて次のエイドに到着。ここは最後の難所・十二(ほい)峠の直前にあるエイドです。
 ここで梨を2切れ頂きました。先の麦茶で吐きそうになったので、水分補給は梨の水分で得ることにしました。
 そしてエイドを出発し、いよいよ最後の難所・十二峠の上りが始まりました。
 もちろん走れず……。歩いて進んで行き、そして気持ち悪さが最高潮に。
 急いで側溝にかがみこんで「ゲェ~~~!」と嘔吐。
 しかし今回はこれまでと違い、何も出ない。空えづきというやつですな。
 何も出ないのですが気持ち悪さは軽減されました。いやぁ~、助かった。
 しかし走る気力が湧かず、とぼとぼ歩いて進んで行きます。眠気もまた襲い掛かって来て、何度も寝ながら歩いていました(苦笑)
 そんな中、女性ランナーに「きついですね」と声を掛けられたんですが……

 奇麗な御人でしたなぁ~(笑)

 聞けば香美町出身の地元ランナーさん。少しの間会話したんですが、この間だけ覚醒していたように思います(笑)

 ただ少し平坦になった所で「先に行ってください」と言ってお別れ。もう少し私に強いスケベ心があれば追いかけたんでしょうけど……。

 まぁ、そんな事もありつつ進み続けて十二峠の頂点に到着!!
 もう上りはありません。後は下って行くだけ。
 とぼとぼ下って行くと、またまたケンさんに追いつかれました!
 ここでしばらくケンさんと一緒に進み、最後のエイドに到着。そしてここでケンさんには先行してもらう。少しの間でしたが、一緒に進むことで元気出ました。その元気を糧に、残り1kmを進んで行きましょう!!

 残り1kmは走ろうじゃないかと少し走ったんですが、ここで吐き気が強襲し、再び側溝に急いで「ゲゲゲのゲー」と嗚咽する。前回同様何も出ない。ただ空えづきだけでも気持ち悪さは解消される。そこで少し走っては歩きを繰り返す。
 途中で「負けないで」を生演奏してくれている方々の声援を受ける。
 ありがとうございます。でも私は負けております(苦笑)
 たった10kmで気持ち悪くなり、結局全然走れなかった。
 完全な敗北です。
 敗北感に打ちひしがれながら進んで行き、残り500mで村岡高校の生徒さん達の熱い応援を受ける。あかん、涙腺が緩んできた。
 そして残り300mで眼前に現れたのはシュピさん、KATSUさん、もりサラさん夫妻、ひできちさん達!!
 もうだいぶ遅くなったので、みんな帰ったと思ってましたわ。
 帰ったと思っていた人達がいるが何か妙に嬉しくて自然と涙が流れてきました。
 皆様、ほんまありがとうございます!

 という訳でようやくゴール出来ました。最後の300mはしっかり走れましたよ。
 そりゃね、吐き気にやられただけで脚は全然残ってましたもの(苦笑)

 ゴール後の記念撮影。最後の300mを走れたのは本当に皆さんのおかげです!
 ありがとうございました!!
 ちなみに皆さんが待ってくれていたのは「私が村岡のゴールテープを切る姿はかなり貴重だから」ということでした(笑) そりゃね、毎年リタイヤしまくってますからね(苦笑)

 という訳で村岡ダブルフル51kmを振り返ってみましたが、もうこれは全然駄目なレースでしたね……。まぁ、色々と反省点はありますが、完走出来たので良しとしましょう!
 以上、村岡ダブルフルの備忘録でした~。
 次回は少し今大会の反省点を述べていきます。大会の裏でラグ先生が何をしていたのかも書いておきたいので(笑)
 それでは皆様、また次回の更新でお会いしましょう~。

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